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火傷

僕がまだハイハイしていた幼児期のことだ。両足太ももの付け根あたりから足先まで大やけどを負った。

とはいっても僕自身は幸いというべきか記憶がないのだが。

以下は母に聞いた話である。

 

原因は火鉢の上にかかっていたヤカンに僕がハイハイして近づき、それを落としてしまったことによる。

火鉢があったのだから季節は冬だったが、僕の悲鳴で気がついた両親があわてて毛糸のズボンを脱がそうとした際、一部の皮膚も捲れてしまったほどの火傷だった。

要は太ももあたりから両足全体に熱湯がかかってしまったのだ。

 

父と母は僕を毛布にくるみ近所で名医と評判だった病院に駆け込んだ。

状況を把握した医者は父を罵倒したという。

「子供にこんな怪我をさせて君たちはなにをしていたんだ!」と。

両親はただただ「先生、助けてください」と哀願することしかできなかった。

 

火傷は全身の1/3ほどに至ると命にかかわると言われていた。

特に左足の火傷が酷かったので緊急の処置が行われた。

その数ヶ月後に撮ったという父と一緒の写真を見ると確かに左足にはまだ包帯が巻かれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし確かにその病院の医者は名医だったに違いない。

なぜならその後、両足のどこにも火傷の跡らしいものはまったくないのだから。

まさか現在、火鉢の上にヤカンを...という家庭はないとは思うが、ストーブの上に...という例はあるかも知れない。

暖房器具の使用はお子さんに十分注意をして欲しいものだ。

 

 

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