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雑誌の付録

僕が物の仕組みやらに興味を覚え、様々な物を手作りしてみようと試みるようになった原点は少年時代の雑誌付録に違いない。

当時の少年雑誌には実に魅力的な付録がついていた。

連発ゴム鉄砲、日光写真、カメラ、タイプライター、ヘリコプター、起重機、連発銃などなどでカメラだってフィルムと現像液が付属していた本格的なものだった。

 

ただし僕はその月刊誌には縁がなかった。

僕の小遣いでは到底毎号買える値段ではなかったからだ。

しかしあるとき馴染みの駄菓子屋で素晴らしいことをみつけたのである...。

 

確か5円とか10円だったと思うが、少し前の雑誌付録だけをひとつずつ袋詰めにして売っていたのだ。

僕は驚喜した。

これなら手が届くし好みの付録だけを買える。

勿論、どのような付録が入荷するかはまったく分からなかったが、それもまた楽しみだった。

 

レコードプレーヤー、顕微鏡、立体視メガネなどなど、そうした物の仕組みや理屈を肌で知る教材だった。

ただしそれらの付録は完成品の場合はほとんどなかったから、自分で組み立てる必要があった。

それにほとんどのアイテムのボディは紙製だったから耐久性を求める方が無理ですぐに壊れた。

 

僕は月に数度、駄菓子屋にいき、新しい付録が入ったかを確認するのが楽しみだった。

その付録には簡単な解説文も載っていたおかげで、物の仕組みの概要を知ることができた。

ずっと後になって、僕がはじめて東京・秋葉原のパーツショップの前に立ったとき、

その雰囲気は少年時代に通ったあの駄菓子屋を思い出させた。

 

 

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