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後の祭り

NHKのテレビ番組で「ファミリーヒストリー」というのがある。たまにオンデマンドで見ることがあるがゲストの両親や先祖、ルーツを調べ上げてその歴史に迫るという番組だ。

僕も若いときには自分の先祖がどうのこうのといった類の話しにはまったく興味がなかった。

ただしときおり母が語ったことで記憶にあることは母の先祖は水戸藩の武士だったということ。

反面、父の先祖はどこかの馬の骨だと本人も笑っていた。

 

そういえば先祖はともかく、僕は両親の子供時代の話しや2人がどこで知り合い結婚に至ったのかといった話しは聞いたこともないのでまったく知らない。

父は病弱で徴兵検査に落ち、内勤となったため命拾いしたようだが戦後、自動車部品を扱う仕事を始めて成功し僕が生まれて2年ほどまではインフレだったとは言えダンスに札束が溢れていたという。

ウソみたいな話しだが、親戚の人からも聞いたことがあるので満更大風呂敷ということでもなかったようだ。

 

母は早くに母親を亡くして育ったようだが、女学校を卒業後に常陽銀行に勤めたという当時としてはモダンな女のひとりだったという。

数回の引越の結果、失ってしまったものの二十歳前後に写真館で撮ったという母のポートレイトが数枚あったが、そこには自分の名をローマ字でサインしてあった。

洋画にも詳しかったからそうした影響なのだろうか。

 

ただし僕が物心ついたときには父の仕事も無くなり自慢ではないが貧乏を絵に描いたような一家となっていた。

だから昔がどうのこうのといった余裕もなかったに違いないし、その日その日を生きていくのが精一杯だったからルーツなどについての話しもほとんど聞いたことがなかった。

それに母も男の子には話しづらかったのようで僕が結婚後、妻には僕の知らない話しを語ったようだ。

今となってはどうしようもないが、もう少し気を入れて両親の若いときの話しを聞いておけばよかったと後悔している。

 

 

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