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1990年11月22日 日本海運倶楽部でVideoMagician発表会開催

さて、VideoMagicianを売るためには市場にその存在を知らしめなければならないし1人でも多くのユーザにその魅力を知って貰わなければならない。しかしインターネットはまだ我々の前には存在しなかった。

 

1990年5月、アップルジャパンの依頼でビジネスショーに出展したが早くも翌月6月にはこれまたアップルジャパンからの依頼でアドバンテージ・フェアのマルチメディアブース一画に我々も出展することになる。出展製品は無論VideoMagicianだが、お隣は日立造船とフォーカルポイントコンピュータ(現フォーカルポイント)であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうしたアップルに依頼されてブースを出すと言ったケースが増えつつあったものの、デジタルビデオ制作ツールのVideoMagicianをいかに効率よくターゲットユーザーに知っていただくかを考えると相応の規模の発表会を開催するのが良策と思えた。とはいえ前年度に起業したばかりの我々には発表会に招待する顧客名簿などありえなかったし現在のようにインターネットで広く募集するすべもなかった。

 

結局VideoMagicianを活用するには不可欠のハードウェアであるPersonal Visionの日本総代理店、スワイヤトランステック社に協力を求めると同時に動画を描き込むために必要となる大容量ストレージを販売していたフォーカルポイントコンピュータ社を誘って3社合同のVideoMagician発表会を企画することになった。

 

イベントはスワイヤトランステック社の尽力により1990年11月22日、千代田区の日本海運倶楽部で開催することになる。基調講演は評論家でMacintoshユーザーとしても知られていた紀田順一郎氏とMACLIFE編集長の高木利弘氏にお願いし、後に我々やスワイヤトランステック社らがVideoMagicianのデモンストレーションや必要環境を示すという意味のプレゼンを行うことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに発表会終了後には会場を移して立食パーティーを準備し、関係者はもとより来場してくださった方々との親睦を深めようと考えた。そして主催の3社共同で招待状という形で発表会の告知をし、当日に備えたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし思えばこのとき、アップルジャパンに招待状は出したものの、後援企業として声をかけなかったのが不思議であった(笑)。我々がそうした依頼事を出来る相手とは考えていなかったこともあったのだろうし、そもそもアップルに手伝ってもらおうという気持ちはまったくない時代だった。

 

結果当日は200名以上の方々に来場いただき、我々初のイベントとしては大成功だったと思っている。そして発表会が終了後も、壇上には次から次へと来場者が上がり我々は質問攻めにあった...。

 

そしてこのイベントがある意味で私たちの企業イメージの基礎を形作ったようだ。それは国内のソフトウェアハウス、それも希有なMacintosh専門の開発会社が他に先駆けて時代の先を行くデジタルビデオのソフトウェアを生み出したことで以後より多くの取材依頼が舞い込んだだけでなく特別注文の開発依頼も舞い込み始めたのである。

 

たった1日だけのイベントではあったが満足な点はともかく反省すべきあれこれも多く、この初のプライベートイベントの経験は後に札幌支店主催の「Macintoshの匠たち」や「QuickTimeは明日を変える〜Macintosh Revolution」あるいは「Macworld Expo/Tokyo」出展などに活かされることになる…。

 

 

1990年6月、池袋サンシャインで開催されたアドバンテージ・フェアに出展。フォーカルポイントや日立造船らご近所のブースと記念撮影。左端が筆者

発表会開催前に会場ロビーのディスプレイを点検する筆者。後ろ左はスワイヤトランステックの後藤課長、その右はフォーカルポイントコンピュータの恩田社長

基調講演をお願いした紀田順一郎氏

VideoMagicianのプレゼン後に壇上で招待者たちの質問攻めにあう

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