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1992年6月、テレビ東京の深夜番組「Pコング」に出演する!

我々にとって重要なイベントとして9月開催の「Macintosh Revolution~QuickTimeは明日を変える~」と10月開催の「Macintoshの匠たち '92」をご紹介したが、1992年はそれ以前にもさまざまな出来事があった。そのうちのひとつに私のテレビ初出演といったこともあった...。

 

1992年6月、テレビ東京の深夜番組だった「Pコング」という番組から出演依頼が舞い込んだ。私はその番組は知らなかったものの司会がくず哲也さんだと知り、面白そうだと依頼を受けた。

後で知ったことだが、「Pコング」は深夜番組とはいえかなりマニアックな番組であり、時にAV女優の出演やエロゲーといった話題も積極的に取り上げるというどこか時代というか作り手の実験番組といったニュアンスを感じる30分番組だった。私の役割はその中の「今マックが人気、なぜ」といったコーナーに出演することだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私に白羽の矢が立ったのはQuickTimeを有効活用した自社開発オリジナルアプリケーションが注目を浴びていたからに違いないが、番組ディレクターはもとより、くず哲也さんご自身がMacユーザーだったからのようだ...。だから打ち合わせも楽だった。

とにかくMacは依然としてマイナーなパソコンだったが、QuickTimeの登場で話題を提供するよい材料だったことは間違いない。

 

私は収録の日、会社のY.K を連れて指定の場所に向かった。収録場所は六本木にある今で言うところの "クラブ" みたいな所で、明るい照明下ではおせじにも奇麗な場所ではなかった。全体的にコンクリート打ちっ放しの内装、鉄の棒で作った椅子やテーブル、そのテーブルも何やら下手なペイントが施されてあったり、スタッコ仕上げのような粗いコンクリートむき出しの柱だったりといった具合だった…。

勿論開店は夜だそうだから照明は暗いしミラーボールが回っているという場所だった。

 

この出演依頼がまとまり、ビデオ収録日が間近になったとき、会社のスタッフや取引先、そして友人知人達の関心事はどうやらひとつだったようである。

それは初めてのテレビ出演で、私がどれほど緊張するか、そしてしどろもどろになるか...ということだったらしい(笑)。やはり照明とテレビカメラが回ると緊張するし事前に多くの時間を割いてしっかりとした台本が出来ているわけでもなく、すべてがある意味一発勝負の場で緊張しないはずはない...という至極当然の興味だったし、私があたふたしている姿を酒の肴にしようという輩もいた(笑)。

 

さて、本番前にくず哲也さんとアシスタントの女性、そしてディレクターたちと進行の概略を取り決めて本番収録となった。私がテレビカメラの前でやることはくず哲也さんとの雑談の他、VideoMagicianなどを使い、QuickTimeの簡単な説明をしつつ、司会者であるくず哲也さんの姿をMovie化し、それを使ってデジタル名刺を作る実演をやることだった。またデジタル動画とはどういうものなのか、その長所短所は…を自社開発のアプリケーションを例にして説明した記憶がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出演依頼があったとき、まだまだ知られていないQuickTimeとかMacintoshの話しで本当に会話が進むのかと危惧していたが、くず哲也さんはさすがにプロフェッショナルだった…。カメラが回ると果然饒舌で面白くボイントを付いた突っ込みをしてくれた。結果正味12, 3分のはずが司会者も乗ってしまったのか全部で45分間くらいしゃべってしまい編集が大変だろうなと皆で笑った。

 

それにカメラは1台だったことをカバーしようとしたのかやたらに動き回るのが少々気になったが、大変気持ちのよい収録が出来た。それにカメラを通すと面白いもので無味乾燥な店内の造作がそれなりに意味のあるように立派に映っていた。

 

放映は翌月の7月15日(水曜日)だったが数日後、取引銀行に出向いた折にも支店長から「テレビ見ましたよ!」といわれたが、なによりも私は友人知人たちの期待を完全に裏切ったようだ(笑)。

「普通、照明がついてカメラを向けられると多少はあがるのに、まあ…松田さんったら普段のまんまでしたねっ…!何故?」と文句を言われたほどリラックスした収録だった。

 

「どうして、何故」といわれても困るが(笑)、私自身は話し自体がMacintoshのことであり自社製品のことだから、曖昧な点や難しい事などひとつもなかったし、好きな話しをくず哲也さんらと楽しく進めただけだから、特別に緊張するはずもなかったのである。

 

 

「Pコング」のオープニング画面

VideoMagicianで作った動画データとハイパーカードおよびXCMDを使い、地図上のポイントをクリックするとその場所の動画映像がサウンド付きで再生するサンプル作品

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