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1992年7月「XEROX presents The Macintosh Party」に出展し Altoに出会う

そういえば1992年6月25日付け日経産業新聞に報道されたが、この時期富士ゼロックスもMacintoshの販売をすることになった。これで三菱商事、ミノルタ、コクヨ、ブラザー、シャープなどなどと大手が出そろった感もあるが、その富士ゼロックス 新赤坂ショウルームでのイベントへ出展依頼があった。 大手企業が盛んにMacintoshの販売を手がけるようになった時代だった。そして新たに参入した富士ゼロックスが7月22日と23日の両日「XEROX presents The Macintosh Party」と題してアップルコンピュータフェアが企画され私の会社にも出展依頼が舞い込んだ。 大企業のイベントなど別に目新しいこともないと考えていたし事実いくたの経験からいっても型どおりのイベントになるだけと思ったが、ゼロックスといえば...そう、あのAltoの実物が展示されると聞いて俄然興味を持った(笑)。 私の役目は自社開発アプリケーション、ビデオ編集ソフト「MOMENTO」およびQuickTimeユーティリティ「QTJOY」の展示デモだ。 専用のブースがきちんと用意されていたので機材とソフトウェアのセッティングだけで面倒はなかった。ただし主催が富士ゼロックスということもあり、来場者は不特定多数といった方々ではなかったためか...暇だった(笑)。 確かに会場中央にはAltoが飾られていた。起動はできないとのことだったが、実機を眼前で見たのは始めてだったので嬉しかった。そして初日のイベントが終了した際、富士ゼロックスの担当者に断ってツーショットを撮ってもらった。 Altoは斜めにアップルロゴが貼られたボードが被されディスプレイされていたがそこには...確か「J-StarとMacintoshはアルトから生まれた兄弟、したがってゼロックスは再会したリンゴの味がよく分かる...」といったコピーが書かれていた...。 しかしイベントはともかく、この時期は次々と大手がディストリビューターとなっていく様はMacintoshがメジャーになりつつあるとは感じつつも素直には喜べなかった。 Macintosh本体が欲しいならクレジットカード一つで海外からでも購入できる時代だし国内には安売り店もあった。それぞれ自社の関連製品との融合なども考えていたわけだが、相変わらずのハード指向でありビジネスの旨みもないのではないかと危惧した。 さらにイベントの前日だったか、新聞にもAppleと東芝の提携に関連してこのままでは日本の大手メーカーすべてがAppleに手玉にとられてしまうこと、そして規模や売上が各社の数分の一程度のAppleに主導権を取られて...云々と言った感じの記事が掲載されていた。 この富士ゼロックスのイベントを当時のパソコン通信 NIFTY-Serveの自社フォーラムに告知した際、前記の新聞記事を受けて私は次のような一文を記している...。ちょっとその要約をご紹介してみよう。 ...しかしだいたい会社が小さいとか大きいだなんて事で価値判断しているからこういった状況になってしまうんだと思うよホント!情けない...。 またその新聞の記事のとおり、このままでは日本の大手はアップルの下請けに終始してしまう危険性もあるわけです。ソレデモイイケドサ。 提携もいいけどもっと独自路線でユニークなものを作り出すようにして欲しいと思うのは私だけではないでしょう。数年前とは違い、Appleという企業と付き合う場合「どのような戦略、路線、研究そしてスタンス」を取ったら主導権を取れるかというケーススタディもあるわけです。であるなら日本の、いや世界的メーカーでもある日本の大手企業も何とか考えて欲しいと思います。 アップルが好きでそしてMacintoshが大好きでこうしたビジネスをやっている私ではありますが、今後Macintoshがもっともっと素晴らしくなる事を日常肌で感じているだけに、反面日本の大手メーカーさんにはがんばって欲しいと思いますよ!! シッカリシナサイッテバ!! これからは各社独自のスタンス、独自のシステム、そしてソフトウェアの戦略を考えないと差別化できないと思うのですがいかがでしょうかね。 「このままでは日本の大手はアップルの下請けに終始してしまう危険性もある」といった危惧を24年も前から主張し続けていた訳だが、それこそ大手は耳を貸さなかった結果が現在の状況だ。すでにAppleのひとり勝ちといったことになってしまった...。 それはともかく、この富士ゼロックス初のアップルフェアに出展した1日目のこと、帰宅して女房に「アルトの隣で写真を撮ってきた!」と言ったら 「スズキの?」ときた(笑)。そうかそうか、女房はそこまでAppleにかぶれてはいないんだったと苦笑いした。

「XEROX presents The Macintosh Party」の自社ブースで

Altoとツーショット!

展示されたAltoの全景。筆者撮影

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