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1993年早々にMacworld Expoサンフランシスコへ

1993年の年明け早々、私は好例となったMacworld Expoのためにサンフランシスコに出向いた。仕事とはいえある意味1年で1度の自分に対する褒美であり息抜きでもあった。

とはいえ1番のミッションはExpo会場に出展しているSONYブースで私の会社の開発製品(ソフトウェア)が展示デモされることになっていたから、その反応を確認するためでもあった。

 

このときのExpo行きは我々の活動をいろいろな面から支援してくださっていたポトマック社の堀さんと菅原さんがご一緒だった。まあこの回のExpoは目を見張るイノベーションもなかったからかジョン・スカリーCEOによる基調講演もなかった。とはいえ決して面白くないExpoではなくある意味では成熟期とでもいったらよいのか、やっとMacintoshがあるべき姿として認知されてきたように思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを象徴するかのようなプロダクトが登場した。アダルト系のソフトウェアである。

QuickTimeとCD-ROMの登場で大容量の動画コンテンツを提供できるようになったこともあり、こうしたものが登場するのは必然だったともいえる。

ただしこの種のブースが一般のブースに混じって存在するのは些か異様な雰囲気だった。

 

アダルト系ソフトといってもカレンダーの図柄にヌードが...とか、4人のダンサーがストリップしながら踊り回るといったあまり害のない?ものも目立ったが、我々男性陣が目の保養になったのはヌード雑誌から抜け出たような女性がきわどい水着姿などでブースに立っていることだった。

ソフトを買うつもりのない野郎共がただただそのブースの前を行ったり来たりする様は見物だった(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当の女性もなかなか強者で、たまたま近寄った女性客には「ツン!」とした表情しか見せないものの男性には色目を使ったりして「やるな~っ」という感じ。

とはいえ極めつけはブース全体を真っ黒な布で囲ったトリプルX 指定ブースだった。無論ここは子供は入れないしコンテンツを買ったところで日本には持ち込めないそのものズバリのQuickTimeデータをCD-ROMにして販売していた。

 

勿論私は鼻の下を伸ばしていただけでなく仕事もした(笑)。

Expo 2日目の午後にはマリオットホテルの一室で行われるSuperMAC社新製品発表会に招待されていた。大型ディスプレイ、高性能ビデオカードなど魅力的な製品群を次々と打ち出す企業だったから大いなる注目を浴びていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SuperMACの説明会には堀さんらと一緒に参加したが、日本語が流暢なMr.Laurin Herr(Vice President Asia/pacific)が主に説明を担当してくれた。こじんまりした部屋は我々専用といった時間帯だったようだ。

 

ところで新製品はDigital FilmをはじめカラーボードのThunder II およびフルカラープリンタだった。ただし私自身DigitalFilmはすでによく知っていたので特に感慨はなかった。

Thunder IIは全部で4タイプの製品がありハイビジョン用のものまで登場した。Thunder IIは従来のThunder24よりさらに50%も早いとのことでThunder24からのアップグレードキットも用意されることだったが価格もそれなりに高価だった。

発表されたカラープリンタは神鋼のOEMだそうで、ソフトウェアはSuperMAC社製とのこと。A4とA3のニ種類がありA3タイプのものは米国価格で$20,000程度になる模様。

時代とはいえ簡単に手に入れられる価格ではなかったが無論ポストスクリプト2対応だった。

 

さて、会場を回っていると結構知り合いに会うことが多い。中にはこうしたEXPOでないと日本ではお目にかかれない方もいる。MacintoshのショップのM社長、M社のAさん、B社のIさん、それからIさん、Oさんなどなど沢山の人とサンフランシスコで新年の挨拶を交わすのだから面白い。

 

3日目の朝、いつものバイキングを食べようとホテルの朝食会場にいく。ふと見ると洋食と一緒にご飯と味噌汁が置いてあったので思わずそれらを食してみたが驚き...。何と粥ではない普通の炊いたご飯にうすい塩味がついている。さらに味噌汁はダシをとっていないので単なる味噌を溶かしたお湯でしかなく何ともまずい。

これが和食だなんて外国の人に思って欲しくないものだがこちらの人はこれを美味いと思うのだろうか。などと余計な事を考えながらドーナツに鞍替えした。

 

ところでExpo最終日は搬出があるため展示も早い時間に終了する。帰ろうと会場を出たところでスワイヤトランステック社の小林さんに会う。

というわけでその日の夜は小林さんに誘われ、元SuperMACにいた小林さんの友人やApple社のひとたちと日航ホテルでカリフォルニア懐石を食べながら歓談した。堀さんや菅原さんら総勢8人にもなるとなかなか賑やかで楽しい。このように普段会うことができない人達とお話しができるのも旅の特典かもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日帰国という前日に1日だけ休養ということでホテルのツアーデスクに申込み、堀さんら4人でカーメル、モントレーとあのミステリースポットに行くことにした。私と社員のY.M はミステリースポット再度の挑戦(?)となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっといたかったが、ツアーなので滞在時間はたったの30分程なのが不満。その後モントレーで昼食をとり、ゴルフ好きにはメッカとも言えるPEBBLE BEACHに立ち寄ったもののゴルフをやらない私には有難みが分からない(笑)。

 

最後は芸術の街ともいわれるカーメルで大量の写真を撮った。無論素敵で絵になる店がずらりと並んでいるからだが、フォトCD化するよい材料になると思ったからでもある。

当時大容量のデジタルカメラによる撮影データの保存はフォトCDが主流になると考えられていたからだ。

 

 

 

1993年1月開催 Macworld Expo/SFのプログラマ&バイヤーズガイド表紙

ダンサーがストリップしながら踊り回る Digital Dancing ソフトのカタログ

朝日に輝くサンフランシスコ/マリオットホテル(筆者撮影)

スワイヤトランステック社の小林さんらと食事を楽しんだ

ミステリースポットにて。向かって左がポトマック社の堀さん、右が筆者

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