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展示マシンのアプリケーションを不法コピーしようとする輩がいた...

ビジネスとはいえ、出来ることなら販売側とか購入者といった垣根を越えた…同じMacintoshユーザーという仲間意識でお付き合いしたいと考えてきたし、事実NIFTY-Serveなどで知り合った多くの方々とはパソコン通信による情報交換だけに留まらず、オフラインミーティングなどを通して楽しい付き合いを体験してきた。しかし中にはその我々の隙というか油断を逆手にとって犯罪まがいのことをする人たちもいた。

 

例えばMacworld Expo/Tokyoで小さなブースを持っていると時に人間不信に陥ることもある。来場者の思いもかけない行為に唖然とすることも度々あった…。

その主な行為とは我々の展示物を持ち去ろうとすることだった。無断で!

「ご自由にお持ち下さい」と明記してキャンディなどを小ぶりの籠に入れカウンターに置くこともあったが、販売目的で用意したアイテムを積んでおくと混雑に紛れて人混みの中から腕が伸びて…というケースも目撃した。

 

また「こうしたアイテムをExpoに限って販売してる」ことをアピールするため、壁面などにTシャツやフロッピーディスクラベル(わかるかなあ…笑)を貼っておくと通りがかりの女性がそれをむしり取ろうとするので止めたこともあった。

Macintoshのユーザーすべてが顔見知り(大げさだが)…という黎明期にはあり得なかったことだが、一気にユーザーが拡大しExpo会場に数万人という人たちが集まる時代になるとそうした不心得者が目立つようになってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無断で展示物や販売品を持ち去られるのは無論許せることではないが、Tシャツを盗まれたところで幸い被害は局所的であり大騒ぎすることでもないかも知れない。しかしそれが、こと我々のメイン商品であるソフトウェアとなれば話しは違ってくる。

では展示デモされているソフトウェアをどのようにして持ち去るのか。それは各マシンには当時必ずフロッピーディスクドライブが内蔵されていたから、係員の手薄なマシンに自分が用意した空のフロッピーディスクを装着してハードディスク内のアプリケーションをコピーするという手口だった。勿論確信犯である。

それに当時のアプリケーションサイズは小さく、フロッピー1枚にコピーできるものがほとんどだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうした意味においてなら我々のブースはうってつけの攻撃場所だったのかも知れない。なぜなら明らかに人手が足らず、目が行き届かないマシンやオートデモのマシンもあったからだ。そして経験上、こうして持ち去られたソフトウェアほどコピーを重ねて不正にアプリがばらまかれる可能性があったから我々としては神経質にならざるを得なかった。

 

Expo/Tokyoといったイベント以前に我々は本場のサンフランシスコやボストンで開催されたExpoを体験してきた関係上、それらを見習い対策を怠らないようにするしかなかった。こうした点では本場アメリカでも同様だったようでフロッピーの差し入れ口を物理的に鍵でロックするツールを購入し使ってみたが、一番面白い…というと語弊があるが…コピー防止の手法は展示のマシンから内蔵フロッピーディスクドライブを取り外しておくことだった。

 

無論そうしたマシンにインストールするには別途外付けハードディスクなどを用意する必要があるが、その成果は不正を働こうとした頻度がわかることだった。

何故なら当該マシンは外見的にはよく見知ったMacintoshだが、例えば展示しているアプリをコピーしようと持参したフロッピーを入れたときのことをご想像願いたい…。

 

ドライブがないからフロッピーはそのまま「カラ~ン」とマシン本体に落ちたままになる。無論取り出すことはできないから行為を働いた当人は慌てるに違いない。ただしフロッピーのシャッターが金属製のものもあったから、それが基板などに触れショートでも起きると大変だからとフロッピーが落ちる位置にはそれなりの箱を置くといった工夫も必要だった。

この防御策?は当時知られていたようで他の展示各社も採用していたようだが、Expoが終了した後に確認すると必ず数枚の成果があったことも明言しておきたい(笑)。

 

 

例えばこうして展示用マシンを設置するとソフトウェアだけでなく生けた花を持ち去る人もいた...

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