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借りたものを汚したり壊したりする人たち

現在、当Macテクノロジー研究所では歴史的な機材や資料の貸出は原則行っていない。

有償無償はともかく以前はさまざまなところから撮影用として、あるいは展示用として貸出依頼をいただいた。

NHKのジョブズ氏追悼番組 NHK BS1「ワールドwaveトゥナイト」ではApple IIc、Macintosh 128Kそして初代 iMacがテレビ出演を果たしたし、凸版印刷株式会社の印刷博物館 P&Pギャラリーにて「What's 電子書籍? 新しい読書の時間がやってきた」が開催された際にはその歴史的発展の流れを解説するコーナーに当研究所のMacintosh 128Kが展示された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの例は気持ち良くことが進みトラブルなく目的が完了した希有な例だが、雑誌にしろイベントやテレビ番組にしろ、Apple製品を愛するアップルフリークの一人としてはよい企画ならご協力しようと考え長い間ボランティア精神で貸出を続けてきた。

ではなぜ貸出を止めたのか。理由は明白で、好意のつもりで協力したつもりだが、機材や資料がダメージを受けて戻ってくることが頻発したからだ。

Macintoshの本体やキーボードとマウスを含めたセットなどの場合、なにかインクや塗料みたいなものに触れ、それを消そうとした跡があったり、明らかに傷が着いて戻ってきたこともあった。

 

あるいはマウスやキーボードのケーブルが断線して帰って来たこともあるし、紙類の資料...例えば古い雑誌やカタログの場合には書き込みだけでなく折り目がついたり、最悪の場合は極一部にせよ欠損まであった。

現場でどのような扱いを受けていたのかは想像できるが、そもそもこうした歴史的なアイテムに愛情があるわけでもなく知識もない人たちが、それこそどこから調達したのかも知らされず、指示に従い無造作な扱いをした結果に違いない。

 

ということで、これは無償ではやっていられないからと一時は有償を宣言した。

依頼があったとき「有償となるがよろしいですか」と聞くと電話口からは「はあぁ?」と気の抜けたさも意外だという声が聞こえる。そもそもそちらは雑誌作りだろうが番組作りだろうがビジネス、商売として進めていることだ。そのための取材や人のものを借りるのに予算がないなら止めればよく、なにもこちらが無理してボランティア精神を示す必要はないのである。

 

問題は当事者たちに汚したり傷つけたりしたという意識すらないことも多い。そして場合によっては有料だとしても無くされたり壊された場合、金の問題ではなく同じような状態の良い製品やアイテムが再度入手できる保証がないことだ。そうした貴重、珍しいアイテムだからこそ、巷には転がっていないからこそ私の所に話しが来るのだろう。そのような単純な理屈さえわかっていない人たちもいる。

なによりもテレビであろうが雑誌の取材であろうが、どういうわけなのだろう...目上目線というか無知というか無礼な話しが多すぎる。それらに付き合うほど私は人が良くないから止めることにした(笑)。

 

 

NHKのジョブズ氏追悼番組 NHK BS1「ワールドwaveトゥナイト」では当研究所所有のApple IIc, Macintosh 128K, 初代iMacが出演。写真は担当ディレクターから頂戴したもの。

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