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時代小説「首巻き春貞(十二) 拝謁」公開

2018年11月27日

期間限定無料配布開始!
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「首巻き春貞(五)炎上」はこちら 「首巻き春貞(六)大飢饉」はこちら
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「首巻き春貞」第十二巻(拝謁)をお届けする。

本編で山田浅右衛門吉時が逝った。これは史実なので仕方のないことだが、この人物を調べれば調べるほど私の理想とする侍の姿に合致してくる。そしてどういうわけか幕末の江戸城無血開城に一役買った山岡鉄舟とイメージが重なってきた。

無論時代も違うし性格もその人生もまったく違うものの、本物の侍とはこうした人物なのだろうという点でイメージが重なってくるのだ。

ただし浅右衛門吉時は誕生年も不明であるばかりかその死に様もほとんどわからない。とはいえ何年何月何日に死んだとだけで済ませてしまうのはいかにも残念なので山岡鉄舟の死に様を浅右衛門吉時に重ねた。

 

ここにきてつくづく思うことは例えフィクションであり筆者が生み出した人物であっても死に至らしめる難しさだ。

難しいというより感情移入をしてしまうためにできれば殺したくない(笑)。

もともと本作は時代小説とはいえできるだけ殺伐な話題テーマは避け、心安らかに楽しんで読んでいただくことを念頭にいれて書き始めたが、現実は過酷で厳しく、飢饉もあれば大水害も起こる。

それらは曲げることができないし、物語のスタートから二十一年も経てばそれだけ皆歳を取ることは避けられない。だから、登場人物の何人かは死なせないで済むはずもなくしぶしぶ死に様を考えなければならない。

 

したがって本小説による山田浅右衛門吉時の死に様はフィクションなので念のため。

そして本編一番のキモは主人公松平春貞に京都までの旅をさせたこととなによりも御所で時の115代桜町天皇に拝謁させたことに尽きる。

一介の浪人者が天皇に拝謁とはありそうもないことだが、そのありそうもないことを実現させてしまうのが小説を書く醍醐味であり魅力でもある。

 

さらに今回、主人公を尾張国名古屋に向かわせたことから当時の名古屋城下の様子を知りたいと名古屋市博物館から刊行されていた「名古屋城下お調べ帳」といった資料を見つけたり、旅の途中で雲助に謳わせた「 箱根駕籠舁唄」を確認したいとその歌詞を探すのに時間を費やした。

書き殴って済ませても良いのだろうが、凝り性故己が納得できないと先に進めない。しかしこうした些か歴史に埋もれつつある情報はインターネットで検索して済むわけでもなく古本を探しまくったりもしたが、振り返って見ればそれがまた楽しみのひとつになっている。

お楽しみいただければ嬉しい。

 

                                                                2018年11月

                                                                    東京都多摩市の自宅兼仕事場にて

                                             松田  純一

 

■使い方

 以下の表紙イメージをクリックしてください。データは縦書きとしPDFで保存してあり、したがってアクセスしていただければブラウザでそのままお読みになれる。

またお使いのブラウザ機能を使い、ダウンロードし例えばiBooksやKindleにインストールすればまさしく電子ブックとして楽しんでいただける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                            2018年12月12日第二刷

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