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時代小説「首巻き春貞(七) 仇討」公開

2018年1月20日

期間限定無料配布開始!
「首巻き春貞(一)小石川養生所始末」はこちら 「首巻き春貞(二)祝言」はこちら
「首巻き春貞(三)御金蔵破り」はこちら 「首巻き春貞(四)炎上」はこちら
「首巻き春貞(五)炎上」はこちら 「首巻き春貞(六)大飢饉」はこちら

オリジナル時代小説「首巻き春貞」も本巻で早くも七巻目となった。

出版社から締切を決められ、急かされているわけでもないのに一ヶ月一巻ペースで書き進めている己に些か驚いてもいる。

さてこの七巻まではまったくといって良いほど執筆を進めていく上で苦労はなかった。

自分でも面白いようにストーリーも登城人物も一人歩きしてくれるように生まれていった。したがって苦労と言うより手間がかかるのはその史的裏付けをすることくらいだった。

例えば本巻で新しいシーンとして吉原が登場する。

 

無論幾多のテレビあるいは映画でのシーンは見てきたし、例えば佐伯泰英氏の「吉原裏同心」といった作品も嬉々として読んできた一人だが、同様のイメージだけではオリジナルのストーリーは書けない。

ということで、最低限のことは知っておこうといくつかの資料となる書籍を手に入れにわか勉強をした。

 

振り返れば「首巻き春貞」のスタートは享保七年、小石川養生所開設を機会にストーリーが始まった。しかし早くも本巻ではそれから十五年が過ぎたことになっている。

ということは登城人物すべてが十五歳の齢を重ねたことになり、例えば主人公の松平春貞は元文二年(一七三七年)には四十歳、幸江は三十三歳、理子九歳、沙代七十一歳、弥三郎六十五歳となる。

ちなみに八代将軍吉宗は史実通り五十三歳だ。

事実本巻では越後屋の三井家初代当主であった三井高平が亡くなったところで終えているがこれまた史実だからして曲げるわけにはいかない。

思えば主人公たちがあっと言う間に歳を取ったがためにこれから進めていくストーリーは勢いだけではなくできるだけ矛盾のないように、早く言えば年齢を顧慮しながら書き進めなければならないことを痛感している。

 

一応、筆者に何らかのアクシデントあって書けなくなったら仕方がないが、できれば吉宗の死まではストーリーを進めてみたいと漠然と考えている。

その吉宗は寛延四年六月二十日(一七五一年)に亡くなっているから後十四年間である。そしてそうなれば当然ながら春貞は五十四歳になっているものの、終えるには少々まだ若いという気もする。

一応のストーリーは終えたとしても、作者の私が七十の声を聞こうとしている今日、そうした心境を老いた春貞に仮託させたいという気持ちもあるし、七十歳あるいは八十歳になった孤高の天才剣士を書いてみたいという気持ちもある。

要はここまで来てさらに様々なイメージが膨らんでくるし自分が生み出したキャラクタに逆に縛られているような可笑しな気分でもある。

できうるなれば引き続きお付き合い願えれば幸いである。

 

                               多摩市の自宅兼仕事場にて

                                      松田 純一

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第二刷

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